【アディポネクチン】は長寿ホルモンだった 奇跡のホルモンを増やす方法

アディポネクチンという聞き慣れない言葉をご存じでしょうか? 実はアディポネクチンは善玉物質のホルモンで、長寿ホルモンだったのです。慶応大学の研究によると、100歳以上の長寿の方のアディポネクチンの値は、平均の2倍だったという研究結果があります。

また、肥満と病気のメカニズムもわかってきました。肥満体質の方は、アディポネクチンが少ないという事実も報告されています。

テレビ放送「その原因、X にあり!健康長生き25の秘けつ SP 」で、アディポネクチンが紹介されていました。長寿の秘訣アディポネクチンの正体、効能、増やし方についてお伝えしてていきます。

長寿ホルモン アディポネクチンの正体は?

アディポネクチンは、何と、日本で発見されました。1996年に、大阪大学の松澤祐次教授のグループにより発見されたのです。脂肪細胞から作られるたんぱく質の一種で、超善玉物質です。

脂肪細胞からアディポネクチンが分泌されることが分かりました。アディポネクチンは血管の拡張、血管の修復、脂肪の燃焼、糖の消費を促進します。血中濃度(アディポネクチン)が高い人ほど成人病にかかるリスクが少ないのです。

最近の研究では、腫瘍の増殖を抑制する効果があり、がん予防にも期待ができるということで、

 ” スーパー健康ホルモン ”
” 奇跡のホルモン ”

とも呼ばれています。世界の医学界も注目するスーパーな超善玉物質です。

アディポネクチンは、脂肪を燃焼する働きがあるので、アディポネクチンの分泌量が多いほど運動したと同じ効果が得られます。太りにくい体質になるといわれます。

肥満と病気のメカニズム

肥満には2つのタイプがあります。皮下脂肪型と内臓脂肪型です。内臓脂肪型は、内臓の周りに脂肪がつくタイプで、中年男性に多く、成人病のリスクが高い脂肪のつき方です。皮下脂肪型は逆に女性に多く、皮下に脂肪を蓄えるタイプです。(お尻、下腹、腰など下半身)

脂肪細胞は、余ったエネルギーを中性脂肪に蓄積する以外に、色々なものを分泌することが分かりました。アディポネクチンがその代表です。

アディポネクチンは、内臓脂肪型と密接に関係しています。内臓脂肪が多くなるとアディポネクチン血中濃度が下がるという事実が分かったのです。つまり内臓脂肪型の肥満タイプは、アディポネクチンが少ないため、成人病に掛かり易いということです。

アディポネクチンができること(効能)

  • 動脈硬化、心筋梗塞の予防と改善
  • 高血圧の予防、改善
  • 糖尿病の予防と改善
  • 高脂血症の予防と改善
  • がん予防
  • メタボリック症候群

アディポネクチンは、インスリンの効果を高める働きがあり、糖などの消費を促進します。脂肪を燃焼します。

血糖値を下げ、中性脂肪の値も下げてくれます。糖尿病改善、高脂血症予防、改善が期待できます血管の拡張作用があります。血管の傷ついた部分を修復します。高血圧の予防、動脈硬化、心筋梗塞を予防、改善が期待できます。

腫瘍の増殖を抑制する効果が報告されています。体内でがん予防をしているのではという見解です。成人病のほとんどを予防、改善してくれる、スーパーなアディポネクチンです。

内臓脂肪が多い人ほど、アディポネクチンの分泌量が少ないという結果報告があります。メタボの人は要注意です。(腹囲 85cm 以上の方)また、痩せすぎの体質も、アディポネクチンが減少するということが分かっています。

” 奇跡のホルモン ” アディポネクチンを増やす方法は?

アディポネクチンを増やすには

  • アディポネクチンを増やす食品を摂る
  • 適度な有酸素運動
  • 内臓脂肪を減らす
  • サプリ

アディポネクチンは、脂肪細胞から分泌されるため、食品から経口摂取で、直接アディポネクチンは摂れません。アディポネクチンの分泌を促す、効果のある食物を摂るということです。

大豆たんぱくや、魚に含まれる EPA・DHA、海藻類、食物繊維などがアディポネクチンを増やす効果が認められています。昔ながらの和食って感じですね。一度原点に返り食生活を見直す必要がありそうです。適度な運動は、アディポネクチンを増やします。内臓脂肪を減らすことで、アディポネクチンの分泌が増えます。

アディポネクチンの分泌を促す食品

  • 大豆たんぱく
  • 食物繊維
  • 魚(EPA・DHA)
  • 海藻類(マグネシウム)
  • ポリフェノール
  • オスモチン

わかめ、昆布、ヒジキなどの海藻類に含まれるマグネシウムが、アディポネクチンの分泌を増やします。コーヒー(ポリフェノール)についても効果があると認められています。トマト、りんご、ブドウ、キウイ、ピーマンに含まれるオスモチンも、アディポネクチンと同様の効果があると分かっています。

アディポネクチンの血中濃度の数値が高かった、金さん、銀さんは毎日味噌汁(大豆たんぱく)を毎日食べていました。また、数値の高かった毒蝮三太夫さんも週に2.3回は、納豆(大豆たんぱく)を食べていました。1か月ほどでは効果はないそうです。長年の蓄積です。

加齢でアディポネクチンの値は減少します。データによると75歳以上の人が、アディポネクチンの値が高いのではなく、長生きする人が、アディポネクチンの値が高いと考えられます。